マイホーム予算の決め方
- Category:家づくりコラム
お家を購入したいと思ったとき、最初に予算を決めることは非常に重要です。
なぜなら予算を決定することが理想のお家づくりの土台となるからです。
そして「土台」が決まることは「安心」を得られると言えます。
例えば、住宅ローンを利用するお客さまは近い将来の月々の支払額が決まり、
お手元にどのように現金を確保するかなど。
また、予算が決まると家づくりにおける優先順位を決められる(例えばキッチンなど)ようになります。
逆に、予算を決めるという資金計画が不安定だと、
後から「一番やりたかったこと」をあきらめることにもなりかねないので、注意が必要です。
予算を決めずにお家づくりや土地探しをスタートすることは、
お財布の中身を確認せずに買い物かごに商品を入れ、レジに並ぶようなものと考えております。
それでは一般的な予算を決めるためのステップをご説明します
1.自己資金を確認する
・ご自分で貯めた貯金等や、親族の方からの贈与など、
お家づくりに充てることのできるお手元の現金の総額いわゆる「頭金」と言われるお金をまず確認しましょう。
2.住宅ローンの借り入れ予定金額を決定する
・月々の支払い金額から逆算する方法やお客さまのご年収やご年齢から借り入れ可能額を算出することが多いです。
月々の支払い金額から逆算する場合は、「毎月○○万円くらいの支払いだといけそうかなぁ」
といったお客さまのイメージから、月々の返済額○○万円→借入金額○○〇万円を算出する方法です。
ご年収やご年齢から算出する場合は、お客様のご年収(税込)×△倍=借入金額○○〇万円
となります。
※神奈川県も含む三大首都圏だと世帯年収の6倍~7.5倍が借入金額の平均的な倍率と言われています。
上記1と2を合計した金額がお客さまの借入金額の「枠」となり、この「枠」を確認してはじめてお家づくりがスタートできると言えます。
なぜ「枠」と強調しているかというと、この時点でお申込み時点の金額を絶対に借りなければいけない、
ということではないからです。
「もう少し大きな土地を買いたい」や「どうしてもこのオプションをつけたいから予算を上げる」
「やっぱり支払額をもう少し下げたい」といったご希望が出たときは、つなぎ融資などを借りる前であれば、
あとから借入金額を変更することが可能です。
ただし、住宅ローンは原則的に、お申込みした金額から借り入れ希望額を増やすと、
再度お申込書を提出しなおさなければいけないことが多くなります。
逆に、お申込み金額から借り入れ希望額が減るときは、簡易的な書類で済みます。
ですので、借入金額の「枠」は始めに多めにしておいたほうがのちのちの変更がききやすく変更に要する時間や労力が少なくて済むメリットがありますので、当初の予算枠は若干多めにとってお申込みすることをお勧めします。
土地から購入する予定の方は、ここから土地と建物の予算の振り分けが必要になります。
※詳細はお家の諸費用のコラムも併せてご確認ください。
「こういうお家を絶対に建てたい」「購入する土地の立地も重視したい」といった、
お客さまの優先順位によってお家そのものの予算や土地探しのエリア・土地の大きさなど、
土地建物それぞれの予算のバランスを決めておくと、土地探しがスムーズになります。
マイホームに関する予算を決めるということは、お客さまご本人だけではなかなか難しい作業になります。
ご自分で決定した予算枠が実は多すぎる場合や逆に保守的すぎる場合も。
ハウスイズム建築設計事務所では設計士や提携ファイナンシャルプランナーと一緒に予算決めから無料で相談を承っています。
お家づくりの第一歩に、是非一度ご自身にとって適正な予算をご相談ください。