ランドリールームとは?湘南の家づくりで人気の理由とおしゃれな設計ポイント
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毎日の家事を楽にする工夫として、洗濯物を室内で干せるランドリールームが人気です。
ランドリールームを設ければ、天候に左右されずいつでも洗濯物を干せて片付けまでの流れもスムーズになるため、家事の時短につながります。
さらに、潮風による塩害の被害から洗濯物を守りやすいという、海沿いの湘南ならではメリットも大きいです。
今回は、湘南の家づくりでぜひ検討したいランドリールームについて、メリットや設計のポイントをお伝えします。
ハウスイズムが手がけたおしゃれで機能的なランドリールームの施工事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ランドリールームとは

ランドリールームとは、洗濯物を室内で干すための設備を備えた部屋のことです。
洗った洗濯物をすぐハンガーにかけられるよう、天井にアイアンパイプを設置したタイプが人気です。
また、乾いた洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりするスペースも同じ場所に設け、収納まで一つの空間で完結できるように工夫された設計も好まれています。
ランドリールームは家事の動線をスムーズにするだけでなく、洗濯物に砂ぼこりや花粉が付着するのも防ぎます。
湘南のような海沿いの地域は、潮風に含まれる塩分の影響で洗濯物が傷みやすいのが課題です。ランドリールームがあればお気に入りの衣類を塩害から守りつつ家事ラクも実現できるので、さらに快適な暮らしになるでしょう。
家族構成やライフスタイルで変わるランドリールームのタイプ

ランドリールームは、設置する場所によって3つのタイプにわかれます。
それぞれ使い勝手が異なるため、自分のライフスタイルに合ったタイプを選ぶことが大切です。
洗面室兼用型
最も設置しやすく、多く選ばれているのは、洗面室とランドリールームの兼用タイプです。ゆとりある広さで設計した洗面室に、ハンガーをかけられるアイアンパイプを設置します。間取りに余裕がある場合は、同じ空間に収納棚も設けることで、家事の時短にさらに役立ちます。
屋外レジャーや子どもの部活動などで泥汚れがつきやすい場合は、専用のスロップシンクを設けたり、パワフルなガス式乾燥機を設置したりするのもおすすめです。
ファミリークローゼット直結型
家族の人数が多い方や、家事の時短を重視したい方には、ファミリークローゼット直結型の設計がおすすめです。ファミリークローゼットとランドリールームの距離が近ければ、移動の手間が省けますし、衣替えに伴う季節ごとの洗濯ものにも対応しやすくなります。
ファミリークローゼット直結型の場合は、玄関からファミリークローゼット、洗面室、ランドリールームを通り抜けて浴室へとつながる動線を意識すると、さらに機能性が向上します。ただし、この動線を確保するにはある程度のスペースが必要です。
希望される方は、早めに家づくりの担当者に相談することをおすすめします。
テラスとつながる半屋外タイプ
ランドリールームで家事の効率を上げつつ、外干しの機会も大切にしたい方は、テラスやウッドデッキとつながる半屋外タイプを検討しましょう。
シーツや布団カバーなど、大きめの洗濯物を干したいときも、半屋外タイプなら外干しと室内干しの効果的な使い分けが可能です。
湘南の家にランドリールームをつくるメリット

海が近い湘南エリアは、ランドリールームと特に相性がよい地域です。ランドリールームで得られる3つのメリットを、順に見ていきましょう。
潮風による塩害から衣類を守れる
湘南は海沿いの街ならではの開放感や、マリンレジャーが身近な充実した暮らしを楽しめる一方で、潮風による塩害への対策が欠かせません。
塩害とは潮風に含まれる塩分によって、建物や車・自転車といったあらゆるものが、錆びたり傷んだりする現象です。ランドリールームがあれば室内干しができるので、塩害から大切な衣類を守れます。
砂ぼこりの付着を防げる
東西に長い砂浜が続く湘南では、砂ぼこりにも注意が必要です。
風の強い日に外干しすると、砂だらけになってしまうこともあります。
砂ぼこりの付着を防ぐ面でも、ランドリールームは有効です。
天候に左右されずに洗濯できる
海沿いは強風が吹きやすく、夕立などの天気の急変も起こりやすい地域です。
ランドリールームがあれば天候に左右されずに洗濯物を干せますし、「洗う・干す・たたむ」の一連の流れが一カ所で完結するので、家事の効率も高まります。
自然が身近な湘南だからこそ、気候に左右されにくいランドリールームを整え、いつでも快適に洗濯できる環境をつくりましょう。
ランドリールームを快適にする設計のポイント

ランドリールームをつくるときは、次の3つのポイントを意識すると、さらに使いやすい空間になります。
- 換気・採光・除湿に配慮する
- 室内干し用の設備を取り付ける
- 作業スペースと収納量のバランスを考える
それぞれの設計のポイントをおさえて、快適な使い心地を実現しましょう。
換気・除湿・採光に配慮する
ランドリールームは濡れた洗濯物を干す場所のため、換気や除湿への配慮は特に欠かせません。天井に換気扇を設置したり、窓を2方向に設けて通風を確保したりするなど、湿気がこもらないような工夫が大切です。
さらに南側に面した場所にランドリールームを設置できる場合は、採光の窓を設けると室内干しでも自然光で乾きやすくなります。
室内干し用の設備を取り付ける
たくさんある洗濯物も効率よく干せるように、ランドリールームは室内干し用の設備を充実させましょう。ブラックのアイアンパイプを取り付けると、インテリアのアクセントになり、おしゃれな印象になります。
目立たせたくない場合は、昇降式の「ホスクリーン」や「室内干しユニット」などの設備もおすすめです。
浴室とランドリールームが隣接している場合は、浴室にもランドリーパイプを設置し、浴室換気暖房乾燥機も併用すると便利です。
作業スペースと収納量のバランスを考える
洗濯物を「干す」だけでなく、カウンターを設けて「畳む」場所をつくったり、収納を用意してそのまま「仕舞える」ようにすると、家事の時短に役立ちます。また、その場で収納できる仕組みがあれば、洗濯物が他の場所に散らかるのも防げます。
収納が足りない場合はファミリークローゼットと近い配置で設計するなど、作業スペースと収納量のバランスを意識することが、使いやすいランドリールームを叶えるポイントです。
【実例紹介】湘南の暮らしに馴染むランドリールーム
ここからは、ハウスイズムが手掛けた施工事例の中から、特に印象的なランドリールームを備えた2つの事例を紹介します。
事例1.家事ラクを叶える回遊動線のある家(鎌倉市)

まずご紹介するのは、家事効率を重視し、キッチン、ランドリールーム、ファミリークローゼットが回遊動線でつながるよう設計された事例です。ランドリールームと隣接してたっぷりとしたファミリークロゼットを備えているので、洗濯物をそのまま収納することができます。


実はこちらの事例には、バルコニーがありません。ドラム式洗濯乾燥機に加えて専用の乾燥機を備えることにより、ランドリールーム内で「洗う・干す・しまう」の一連の作業が完結するためです。設計の工夫により、すっきりとした外観のデザイン性の高い住まいを実現しました。

こちらの施工事例を見る>リビングに大階段で家族がつながる家
事例2.2階ホールにランドリースペースのある家(神奈川県)

注文住宅の魅力は、自分たちのライフスタイルに合わせて自由に設計できることです。
こちらの事例では、2階ホールに洗濯機と室内干し用のアイアンバー、そしてアイロンもできるカウンターを設置することで、ランドリースペースをつくりました。
ホールの隣にはウォークインクローゼットがあり、畳んだ衣類をそのまま収納できます。

形にとらわれない自由な発想で、家族のライフスタイルに合った住まいを実現しました。
こちらの施工事例を見る>設計士の創造力詰まった和モダンの家
ランドリールームを設置して湘南の暮らしをもっと快適に

日々の暮らしにおいて、衣類の清潔を保つ洗濯は欠かせません。
機能性の高いランドリールームがあれば、家事の負担を大幅に軽減できます。
特に、塩害や天候の影響を受けやすい湘南エリアでは、ランドリールームは暮らしの快適さを高める重要な空間です。
ハウスイズムでは、お客様のこだわりを取り入れながら、ライフスタイルに合わせた設計で快適で住みやすい家づくりをお手伝いしています。
湘南エリアで理想の注文住宅を建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。