小さくたっていいじゃない！～子ども部屋とプランの関係～

「子ども部屋」と聞いて皆さんどんなイメージを持つでしょう。

・最低でも６帖？プラスで収納は別に必要？

・陽の当たる南側は絶対？

そう考える人も少なくないはずです。

もちろんその考えも間違いではありません。

私もこの仕事をするまではそういうものだと思っていました。

しかし最近では違う価値観も増えてきています。

・収納、机、ベッドが置けるならそれで十分！4.５帖でもこと足りる。

・風通しや陽が入る時間があればOK！なんなら北側でも…？

・そもそも初めに子ども部屋は要らない

etc…

人によっては目から鱗の発想かもしれませんね（笑

でも事実、たくさんの家づくりをお手伝いしている中で、

こういったご要望は確実に増えているなと肌で感じております。

私たちの方からも提案するくらいです。

なぜこのような価値観が近年増えているのでしょうか。

それはズバリ、子どもは大人に比べ、

『成長過程において生活の仕方が大きく変わるから』

だと私たちは考えています。

未就学児はご両親と一緒に寝ることが多く見られます。

小学生も勉強や団欒の時間は家族のいるリビングで過ごすことが最近は多いです。

中学生くらいまでには自分の専用部屋が欲しくなるでしょう。

ただ日中は学校や部活、友達と遊びに行ったりで思ったより使用頻度は低かったりします。

高校生にもなると部屋で集中して勉強したり、趣味に没頭したり、

所謂『自分専用の子ども部屋』が一番活躍してくれそうですね。

ただ大学生になると家を出て一人暮らしを始める、なんてケースも良くあります。

あくまで一例なので、

全ての家族がこうだと言うつもりもありません。

ここで言いたいことは、

『その陽当たりがよく、広く、快適に作った子ども部屋、

思ったより使われていないかもしれませんよ…！！！！』

ということなのです。

（かくいう私もいま思い返すと、学生時代は寝る時間までずっとリビングに入り浸っていました）

だとするならば！

その使用頻度の低い空間、別の何かに振り分けてみたくなりませんか？

もしかしたら、、、

みんなが集まるリビングをより広くできるかもしれません。

収納を増やして部屋の中をスッキリ見せることができるかもしれません。

在宅ワークスペースが、パパやママの趣味部屋が、ちょっとした畳スペースが生まれるかもしれません。

むしろ日中に陽当たりが欲しい室内物干しのスペースを作っても良いかもしれません。

または初めはファミリースペースとして大部屋で区画し、

みんなで川の字で寝たり、おもちゃを思いっきり広げたりできて、

将来個室が欲しくなってから壁を入れるというパターンもあります。

初期段階で子ども部屋を広く、明るく、個室で、用意する。

ということが必ずしも、その家族の暮らしに寄り添った提案ではないということなのです。

もちろん冒頭申し上げたような価値観が間違っていると言いたいわけではありません。

・お友達がよく泊まりに来るから6帖は欲しい。

・それでもやっぱり子ども部屋の陽当たりは大事にしてあげたい。

・男女の兄妹だから、プライベートは大事にしてあげたい。

これらも一つの正解です。そういった気持ちは大切にしてください。

ただ『子ども部屋は広くて明るいもの』という固定概念を一度捨て、

少し見方を変えるだけで、家づくりの可能性はこんなにも広がるのです！

家づくりって奥が深いと思いませんか！？

このコラムを読んでハッとなった人もいらっしゃるのではないでしょうか。

もしお友達で子ども部屋の大きさで悩まれている方がいたら是非こう伝えてあげてください。

『小さくたっていいじゃない！その分充実した家族の空間が生まれるのなら！』

今回のコラムでも触れたように家づくりにおいて、

家族構成、男女比、年齢などそのご家族に関する情報は、

設計提案に影響するとても重要なものになってきます。

なのでハウスイズムでは、

実際に資格を持ったプロの建築士たちが、

営業マンなどを介さず、直接丁寧にヒアリングをさせていただき、

その家族の暮らしに寄り添い、可変性のある未来を想像しながら、

ベストの提案をしたいと考えております。

建築士と直にお話しできるハウスイズムだからこそ、

安心でワクワクし、かゆいところにも手が届く、そんな楽しい家づくりができるのです！

ハウスイズムではほぼ毎日無料相談会を実施しています。

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