『建築探訪4』葉山加地邸
谷本 陽一郎 2024.09.06
こんにちは!
現場監督の谷本です。
葉山加地邸を見学してきました。
「葉山加地邸」は1928年に建てられた遠藤新氏設計の別荘建築です。
フランク・ロイド・ライト味が色濃く出ており、スキップフロアの多彩な空間とこだわりの設計、装飾をたくさん見る事が出来ました。国登録結家文化財で現在は一棟貸のホテルとして動態保存されています。住宅とは少し違った別荘建築のスケール感も見どころでした。
山の斜面に立地するアプローチ、入口からの外観が壮大です。
大谷石のパターン貼りもこだわりを感じます。
玄関はデザインされたFIX窓と、泰山タイルで装飾されています。
間取りはこちらです。
サロンは吹き抜け・暖炉、六角形のモチーフの建具や窓、家具で装飾されています。
池袋の明日館と共通点が多いです。
サロンと併設のサンルームはカベも六角形、
スキップフロアでサロンとつながるバールーム(当時はビリヤード部屋だったそう)
二階には展望室があり、相模湾も見えました。
全体的に階段が多いのですが、蹴上は小さめで優しい階段です。
屋根は銅板葺きです。
照明も素晴らしいです。フロアランプ・ペンダントランプ・間接照明
一つの家でこんなにたくさん表現されているのはなかなかありません。
屋外空間も素敵でした
屋根の中のバルコニー↓
外観と深い軒下のテラス。トップライトが付いており、ちょうどよい明るさです。
その他にも沢山の見どころがありました。
見学ツアーが開催されていますのでご紹介します。
支配人の松橋さんの解説付きです。