湘南の家づくり | 光と風を広げる中庭のある暮らし
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湘南で家を建てるなら、暮らしの中で自然を身近に感じられる住まいにしたい…そのような思いをお持ちの方も多いでしょう。
海沿いならではの明るい日差しや、季節ごとに変わる風の心地よさは、日々の生活に少しのゆとりをもたらしてくれます。
一方で、人気エリアゆえに隣家が近く、視線や採光の確保に悩むケースも少なくありません。そのような環境で力を発揮するのが、「中庭のある家」です。
今回は、湘南で中庭のある家を建てる魅力や設計時に大切にしたいポイント、そして注意点をわかりやすく解説します。自然と調和する家づくりを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
湘南で中庭のある家を建てる魅力

光と風が広がる中庭のある家の具体的な魅力を見ていきましょう。
プライバシーと採光を両立できる
中庭のある家の大きな魅力は、プライバシーと採光のどちらも叶うこと。
通りに面した土地や、隣家との距離が近い敷地などでは、視線を避けながら光を取り込む工夫が求められます。
中庭を住まいの内側に設けることで、道路側や隣家側に大きな窓を作らなくても、明るさを確保できます。視線の気にならない場所から光を取り入れられるため、安心感を保ちながら室内全体を明るくできるのが特徴です。
空間に奥行きが生まれ、広がりを感じられる
中庭と室内の床をひと続きにすると、視線がすっと外へ抜けていきます。実際の面積は変わらなくても、内部と外部がゆるやかにつながることで、暮らしの風景に広がりが生まれます。
お子さまが遊ぶスペースとしても使いやすく、植物を育てて小さな庭のように楽しむことも可能。外でありながら生活の延長として扱えるほどよい屋外感が、中庭ならではの魅力です。
四季の変化を近くに感じる暮らしが生まれる
中庭のある家は、緑の様子や光の入り方、風の通り方などが日ごとに変わるため、室内にいながら四季の移ろいを身近に味わえるのが大きな魅力です。
朝のやわらかな光や、夕暮れの色づきがそのまま生活の背景になるので、忙しい日でもふとした瞬間に季節を感じる時間が生まれるのを感じられます。
中庭のある家を作るときのポイント

ここでは、中庭のある家を作るときの後悔しないための設計ポイントを紹介します。
外からの見え方を整える
中庭を考えるときは、まず道路や隣の家から、どこが見えやすいかを確認しましょう。
人通りの多い側には壁を少し高くしたり、窓の大きさや位置をずらしたりして、家の中が丸見えにならないようにするのがポイントです。
木やフェンスなどを目線の高さに計画すると、外からの視線は防ぎつつ、中では落ち着いてくつろげる空間が生まれます。
光の入り方をシミュレーションしながら配置を決める
中庭は、配置によって光の表情が大きく変わるため、光の入り方をシミュレーションするのがおすすめです。例えば、南側なら明るく開放的に、北側なら柔らかく安定した光になります。
また、吹き抜けなどを組み合わせると、光が上下に動くため住まいに奥行きが広がります。敷地の条件に合わせて、最適な明るさを探りましょう。
風の通り道をデザインする
中庭を計画するときは、どこから風が入り、どこへ抜けていくのかを考えながら窓を配置することも大切です。風の入口と出口をしっかり決めると、家の中に自然な流れが生まれ、暑い季節も空気がこもりにくくなります。
湘南は台風などによって海からの風が強まる時期もあるため、開き方を調整できる窓を組み合わせるのもよいでしょう。
風を取り込みながらも、過ごしやすい状態を保ちやすくなります。
素材は外に強いものを選ぶ
中庭は屋外空間として使われることが多いため、素材の選び方も大切です。
例えば、床材や外壁材は日差しや雨に強いタイプを選ぶと、劣化が防げ見た目の美しさも続きます。
足触りやお手入れのしやすさも暮らしに影響するため、実物を触りながら決めると納得感が高まるでしょう。
夜の見せ方まで計画する
日中の明るさだけでなく、夜の雰囲気づくりも中庭の魅力を引き上げる要素です。
植栽を照らすライトや壁をふんわり照らす間接照明などを取り入れると、夜の中庭が穏やかな表情をまといます。
灯りの位置を少し工夫するだけで、外の景色が深まり、住まいの印象も豊かに変わっていくでしょう。
中庭の形状は暮らし方に合わせる
中庭の形状は、敷地条件と暮らし方に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、コの字型は「リビングとダイニングどちらにも光を届けたい」場合に向いています。ロの字型は建物全体に光を行き渡らせやすく、周囲からの視線を大きく遮れる点がメリットです。
一方、ライトコートは小さなスペースでも採光効果が高く、都市部のコンパクトな土地と相性が良い形です。
広い中庭が確保できなくても、光が差し込む最小限のスペースがあるだけで、室内の明るさや風の通りが変わり、暮らしの心地よさがぐっと高まります。
湘南で中庭のある家を建てるときの注意点

中庭のある家づくりでは、デザイン性以外にも機能性やメンテナンス性、使い勝手などにこだわることが大切です。ここで、注意点についても押さえておきましょう。
建物の配置バランスを考える
中庭を計画する際は、建物の置き方が暮らしやすさを左右します。
例えば、中庭を囲う形にすると光や風を取り込みやすくなりますが、配置が詰まりすぎると動線が複雑になり、部屋にも狭さを感じやすくなります。
大きく囲えない場合でも、小さなライトコートを部分的に配置すれば、採光と通風を効率よく確保できます。
排水計画と通気計画は慎重に
中庭は屋根のない屋外空間のため、雨水が直接落ちます。
そのため、排水位置が不足していたり勾配設計が甘かったりすると、水が滞留し、建物の基礎や床材に負担をかける原因になります。
また、風の通り道になりやすい一方で、形状や窓の配置によっては風が巻き込んでしまい、室内に埃が入りやすくなるケースもあります。
窓の位置・開き方・換気計画をセットで検討し、自然換気がしやすい形を整えることが重要です。
屋外使用に適した仕上げ材を選ぶ
中庭は直射日光・雨・風を受けやすいため、屋外使用に適していない素材を使うと、見た目の劣化や汚れが目立ちやすくなります。
特に湘南は日差しが強く、潮風の影響を受けやすい地域では、色あせや熱の蓄積、汚れのつきやすさなどに注意を払うことが大切です。
タイルや左官材、ウッドデッキなどは、耐候性、防滑性、メンテナンス性などを比較しながら選べば、長く愛着の持てる中庭に育てていけるでしょう。
防犯対策を取り入れる
中庭に面した窓は大きく開くことが多く、開放感を得られる反面、防犯面の対策が欠かせません。ガラスの強度やクレセント錠の仕様、補助錠の有無、シャッターの活用など、窓周りの工夫によって侵入されにくい家を作ることができます。
中庭が外から見えにくい設計ほど、侵入者にとっては死角になりやすいため、視線を遮り安全性を高める仕組みを取り入れることが大切です。
安心感があることで、開放的な中庭のある暮らしをより心地よく楽しめるようになるでしょう。
中庭のある家のおしゃれな施工事例
ここからは、ハウスイズムが手がけた中庭のある家の施工事例を紹介します。
キッチンとつながる中庭のある家

こちらのお住まいでは、キッチンの横に中庭を作りました。キッチンと中庭がすぐそばにあるため、家事の途中にふと視線を向けるだけで、外で遊ぶ家族の様子が伺えます。
窓を開ければ風が通り、外と中がひとつにつながったような広がりが生まれるのも魅力のひとつ。視線をほどよく遮る板塀のおかげで、外でも落ち着いて過ごせる使い勝手のいい中庭です。
自然光がたっぷり入る中庭のある家

こちらのお住まいでは、道路に面した外観は閉じつつ、家の奥で中庭を囲む「外に閉じ、内に開く」コの字型プランを採用しました。
中庭を中心に配置された家は、どこにいても自然の光や風がやさしく降りそそぎます。
リビングの大開口やコの字型の間取りによって、室内は驚くほど明るく、広がりを感じる空間に。外からの視線を気にすることなく、プライベートな中庭で過ごす時間は、まるで別荘のような心地よさがあります。
湘南でこそ映える、中庭のある家という選択
湘南での暮らしを思い描くとき、光や風、緑の気配は欠かせない存在です。
中庭のある家は、そうした自然の心地よさを住まいの中にそっと迎え入れ、日々の風景にゆるやかな豊かさを添えてくれます。
家族の時間を大切にしたい方にこそ、穏やかで伸びやかな暮らしを育ててくれる選択といえるでしょう。
ハウスイズムでは、敷地条件や周囲の環境、家族のスタイルを汲み取り、それぞれの暮らしに寄り添う中庭のある家をご提案しています。
湘南での家づくりを検討している方にとって、自然を味方につけた心地よい住まいづくりのヒントになれば幸いです。