『手しごとという時間』
こんにちは、ハウスイズム 横須賀スタジオの草地です。
雨の日が多い季節になりましたね。
空気の乾燥が苦手な私には、ちょうど良い湿度です🌧️
先日、友人の機織り工房を見学させてもらう機会がありました。

工房の中には、布や糸、道具が並んでおり、道具はどれも使い込まれていて、
大切に手入れされ長い時間をともにしてきたことが感じられました。
長く使われてきたミシンやアイロン、糸巻き機もあり、その一つひとつに時間の積み重ねを感じました。

↑こちらは糸を紡ぐ、糸巻き機。

卓上の機織り機で、パターンを織る体験をさせていただきました。
息子も真剣に取り組んでいます。

↑別の機織り機。
とても美しい。

機織り機も既製品だけではなく、友人自身が組み立てて形にしたものもあり、実際に布を織ることができます。
彼の代表作のひとつに「サキオリ」という技法の布があります。
着物の生地などを裂き、それをもう一度糸のようにして織り直していく方法だと教えてもらいました。
一度役目を終えた着物が、もう一度素材として生まれ変わっていく過程は、とても印象に残りました。
工房ではサキオリだけでなく、さまざまな織物も制作されていました。服やラグ、靴など、暮らしの中で使われる作品が並び
工房に入った瞬間から作品の世界に引き込まれました。

見学を終えたあとも、その工房の空気感がしばらく残り、”この手で作る”という事を考えるいい機会になりました。
手しごとというのは、技術だけではなく、時間の使い方そのものでもあるのかもしれません。
そして、建築の仕事にも通じるものがあると感じました。
形の違いはあっても、どちらも人の手によって積み重ねられていく“手しごと”です。
ものづくりの現場には、形になる前の時間がたくさん流れていることを感じました。
工房ではとても貴重な時間を過ごさせていただきました。
機会があれば、別の作品にも触れてみたいと思います。
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