【収納のアドバイス】 ~注文住宅を建てる際にあるといい収納量を紹介~

河野 華子 2023.06.08

【収納のアドバイス】  ~注文住宅を建てる際にあるといい収納量を紹介~

こんにちは!

設計の河野です。

 

今回は、快適なお家づくりには欠かせない、“収納”についてお話したいと思います。

 

 

皆様、収納は各ご家庭にどのくらいの量が必要かご存じでしょうか?

正解は・・・・・・・、

各家庭によって、必要な収納量は違います!!

 

広い納戸やウォークインクローゼットは魅力的で憧れでもあります。

しかし、十二分にとった収納の面積は、一生使わないスペースとなる可能性も・・・。

また、近年はレンタル出来るものも非常に増えている為、大きいものを閉まっておく空間が不要になりつつあります。

つまり使わないスペースに土地・建物の高い建築費用を払うこととなってしまいますよね。

面積だけ大きくなってしまって予算オーバー、なんてことになったらもったいない!

 

必要な収納は様々な状況によって違います。

今回は①家族構成 ②ライフスタイルや趣味 ③現在と未来 と、

3つの項目に分けてお話したいと思います。

 

 

まずは

①家族構成

ご家族の人数、性別、年齢によって必要になる収納量や収納方法は変わります。

単純に人数が増えれば収納量も増えますが、性別によっても洋服や靴の形状が違ったり、年齢で来たい服の系統や持ち物も変わります。

 

例えば、お家を検討されている方がお子様のいるご家庭だった場合、

小さいお子様がいる場合は、おもちゃの収納が必要になりますよね。

こども部屋に大きな収納を作って、そこに閉まって・・・なんて理想も有るかと思いますが、お子さんが小さいうちは、リビングのご両親の目の届く範囲で遊ぶ事も多いかと思われます。

 

 

その為に、リビングにおもちゃがしまえるような、少し奥行のある収納を設けたり、おもちゃ箱を用意して、カウンター下に置いておけるようなスペースを設けると良いかもしれません。

カウンターはおもちゃで遊ばなくなった頃には、勉強スペースや仕事スペースとして利用も可能ですね。

 

 


奥行のある収納は、おもちゃ入れから書類スペースと用途を変更することも可能です。

その時々の家族構成に合った使い方が出来るような収納が、使いやすい収納だと思います。

クローゼットや押入れ、納戸という名前のついている収納空間だけでなく、カラーボックスやコンテナ等のアイテムも取り入れて行くと、変化に対応することも出来そうですね。

 

 

②ライフスタイルや趣味

家の立地条件や、休日や習い事等でも必要な収納は違います。

 

 


スーパーが遠く、週に何度も買い物をする習慣の無いご家庭の場合、まとめ買いをすることも多いかと思います。その場合はキッチン横にパントリーがあればストックも置いておけます。

 

 


家事を楽にするアイディアとしては、洗濯機の横にタオル等とまとめて、家族みんなの下着やTシャツ等をしまう引き出しを作ると、わざわざ各々のお部屋まで畳んで持っていく必要がなくなります。

 

 


洋服を揃えるのがお好きな方はお手持ちの服が入るくらいのクローゼット。アウトドアが趣味の場合、屋外の部活をやっている場合は物置収納や土間収納を作る等、生活に合わせて使いやすい収納があります。

 

間取りの希望だけでなく、どのような生活をしているか、どのような趣味があるのか、そういった些細な事も使いやすい収納作りには欠かせません。

どんどん設計士に相談して下さい!

 

 

 

 

最後に

③現在と未来

現在一人や二人でお住まいのお家に、家族が増える可能性があります。

お子さんがいるご家庭も、いずれは自立して家を出る日があるかもしれません。

もしくは、将来ご両親と一緒に住む可能性もありますよね。

過ごした時間の分だけ、思い出の品も増えていくかと思います。

そうした場合に大切な思い出を押入れの奥底に閉まっておいて大掃除の時にたまに見つけて懐かしむこともそれはそれで楽しいですが、せっかく注文でお家を建てるなら思い出を見える所に置くことも可能です。

 


皆様の人生を一緒に設計させて頂けると、私たちも嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上3点を踏まえてすべてに共通して言える事は、

収納は必要な場所に最適な収納方法と最適な収納量を設ける事が大切ということです。

決まった答えはありません。

各ご家庭に合ったベストな収納を作る為にも、是非お打合せの際には、今お持ちの物や、溢れて困っているものを把握してきて頂くと良いかもしれません。

 

限られた面積の中でも、ちょうどいい収納を作って、生活空間を充実させるには、お施主様と設計士の協力が必要不可欠です。

 

ぜひお気軽に、ハウスイズムの設計士にご相談頂ければと思います。

 

皆様のご来店お待ちしております!